抑うつ(気持ちの落ち込み)は嫌なこと、辛いことがあれば誰もが経験するものですが、病的な気持ちの変動を気分障害と言います。
気分障害とは、正常の範囲を超えて気持ちが落ち込む、もしくは逆に気分が高揚しすぎて日常生活に支障をきたすほどの状態が一定の期間継続するものです。
気分障害には、うつ病と躁うつ病(双極性障害)があります。
気持ちが落ち込む。
やる気が出ない、趣味が楽しめない。
食欲がわかない、体重が落ちた。
なかなか寝つけない、途中で起きてしまう。
疲れやすい、頭が働かない、ミスが増えた。
不安、そわそわする、落ち着かない。
頭痛、めまい、動悸、胸や喉が苦しい。
気分が高揚する、ハイテンションすぎる。
注意が散漫になる。
多弁・多動になる、寝ずに活動する。
気が大きくなる、浪費しすぎてしまう。
イライラする、攻撃的になる
薬物治療や精神療法、認知行動療法(Cognitive behavioral therapy:CBT)などの治療法があります。
うつ病の方には、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)、NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)などの抗うつ薬を中心とした薬物治療が主体です。病状によって、抗不安薬・睡眠薬、抗精神病薬などを組み合わせて使用します。
躁うつ病の方には、気分安定薬、抗精神病薬を中心とした薬物治療をおこないます。躁うつ病の方が抗うつ薬を使用すると、気分が不安定になったり、躁状態になることがあり使用には注意が必要です。気分障害は再発することがあるので、十分な量の薬剤を十分な期間服用し、再発を予防することが重要です。
気分の変化でお困りの方は当院までご相談下さい。
診察日程
松本・船木・秋根・河合・北村・櫻井・渡邊・新谷・持田・山口・石田・森口の12名の医師で外来診療を行っております。
もの忘れ・不安・うつ・不眠・発達障害などに対応いたします。
※休診:日曜
※予約制になっておりますので、初診の方はご来院前にお問合せください。
※小学生以下は院長が診療担当になりますのでご相談ください。
※最終受付時間は、診療時間終了の30分前です。